2015.4.12(日) 羽島市文化センター・みのぎくホールにて
♪和奏楽・津軽三味線・里奏会♪~三味線人生30年&里奏会3周年記念~
『メモリアルコンサート』・・・・いよいよ本番スタートです!。
半年に渡る汗と涙と努力の結晶が今ここに華咲こうとしています!。
13:55~ 開演5分前・・・・BGMに「元禄花見踊」が流れています。
14:00~ 只今より『三味線人生30年&里奏会3周年記念~
メモリアルコンサート』を開演いたします。
緞帳が開くと、暗転の中に一筋のスポットライトがアルパを奏でる
澤田智美さんを照らしています。
「さくら~さくら~・・・・」
アルパ(パラグアイのハープ)の心地よい琴のようなオルゴールのような音色が響きます。
本日はようこそ『メモリアル♥コンサート』へお越しくださいました。今回のテーマは、
ニュー・コラボレーション!! 国境、ジャンルを超えた新しいコラボに挑戦します。
多彩な音色をお楽しみください。
1.まずは、祝い唄・黒田節から・・・・会主・新津里奏が舞踊ります。
ピアノと三味線のコラボ、前奏・間奏・後奏には二胡も入ります。
ピアノと二胡の黒田節もなかなか味わいがありますね~。
会主・新津里奏は3歳から日本舞踊を習っていたので、昔取った杵柄?
半年の練習の成果が現れ、無事、凛々しい武士の踊りを舞い上げました。
続いて、津軽じょんから節六段~南部俵積み唄
(歌手は吉田昌紀子さんと会員の小野弘作さんです)
ほっと一息、ここでご来場の皆様に、会主からご挨拶を・・・・。
「皆様、こんにちは。本日はようこそお越しくださいました。心より感謝申しあげます。
・・・・私が初めて津軽三味線の音色を聞いたのはまだうら若き、今でも若いんですが…
学生の頃でした。当時全国を演奏して回っていた高橋竹山さんの三味線でした。…
今でも心に残っています。それがきっかけとなって、三味線を習い始めました。
あれから30年!…ここ、笑うところですよ…今度は自分が皆様にその感動を伝えようと
日々精進しております。今日は少し長丁場になりますが、どうぞ最後までごゆっくり
お楽しみください。」
2.修行の旅・・・・またまたステキな音色が聞こえてきました~。
二胡とピアノによる「佐渡おけさ」です。
昔、ごぜさんと呼ばれる盲目の女性三味線弾きがおりました。
人の情けを頼りに門付けやお座敷芸をして村から村へと渡り歩いたのです。
新潟から佐渡へ、佐渡から秋田へ、流れ流れて最北の地、津軽へたどり着くのです。
三味線3人でしっとりと始まる「古調あいや節」。唄は民謡日本一吉田昌紀子さん。
続いて、全員の合奏で「津軽あいや節」です。
ヒュ~ヒュ~・・・・吹雪の音が聞こえてきました。
津軽の冬は厳しい。豪雨や風雪に耐え、生きてゆくために三味線を弾き
尺八を吹く盲目の芸人達。最後の門付け芸人と言われる津軽三味線奏者
高橋竹山もその一人だった。その生き様を唄った歌、ご存知「風雪流れ旅」
・・・・津軽から更に北の大地、北海道へ。芸の道は険しく、厳しい修行の旅は
続きます。
ジャジャジャジャジャ~ン、ジャジャジャ~ン・・・・津軽三味線の音が響きます。
「風雪流れ旅」がこんなに良い歌だったとは!。改めて歌詞の内容に聞き入って
感動した人が何人いたことでしょう。
「北の国の冬ァ、そりゃーさんぶいわな~・・・・くるしもくるしも雪また雪だにー・・・・
ひゃこくってな~、・・・・にゃにゃにゃ、・・・・さ~へば、津軽の音っこでつなげた春と
夏と秋と冬、さ~さ、聞いてもらいすかな~。」 あったかい津軽弁が流れてきます。
[舞台は暗転・・・・次のナレーションの間に早替わり、祭りの雰囲気を出すために
大急ぎで赤いハッピを羽織ります・・・・楽屋裏の様子まで写真にパチリ!]
津軽の四季は美しい。春は桜やりんごの花が咲き乱れます。短い夏の風物詩はネブタ祭り
・・・・冬の間に蓄えておいたエネルギーを爆発させるが如く、熱く熱く燃え上がります。
秋錦、木々が色鮮やかに色づくと米やりんごの収穫です。・・・・やがてまた来る長く厳しい
冬を無事に過ごせますように・・・・祈る心を唄に託します。大好きなふるさと津軽の民謡を
5曲メドレーでお届けします。
・・・・途中、ラッセラ・ラッセラの掛け声が入りましたら、ご一緒に参加してくださいね。
3.ふるさと津軽・・・・津軽民謡5曲メドレー
十三の砂山~りんご節~嘉瀬の奴踊り~ラッセラ~黒石よされ節~津軽タント節
ネブタ囃子、ラッセラ~には太鼓だけでなく、篠笛・スズ・掛け声も入って賑やかです。
会場の皆様にも参加してもらって、会場はネブタ祭りの盛り上がりです!。
最後の「津軽タント節」は民謡日本一・吉田昌紀子さんのハリのある唄声で
バッチリ締めてもらいます。
目出度い雰囲気で、PartⅠ. 津軽三味線のルーツと風土 が終了。
緞帳が降ります。・・・・只今より10分休憩させていただきます。