2016.3.31 『サイパン✿津軽三味線✿コンサート』~その3~
いよいよ、今回のメイン『サイパン✿ひまわり✿コンサート』のリハーサルです。
その前に、まずは腹ごしらえ…ひまわりホテルのレストランでランチ・タイム。
まるで日本ですよ!。刺身盛り合わせ・特選握り・海鮮丼・鰻丼・うどん・そば・ラーメン…
何でもありま~す!。それにちょっと珍しいメニュー、すしオムライス・サーモン鰻巻等など…
色々頼んで、色々と試食してみました~。どれもこれも美味しいです~!
皆んな笑顔で、みんな美味しくて、満足満腹で~す。
ランチでお腹いっぱい。ちょっと休憩後、今度は今日の会場でリハーサル開始です。
ひまわりホテルには、剣道の道場があるのです。社長さんがなんと!剣道師範級なので、
ホテル内に道場を開き、地元の人に教えているのです。素晴らしいですね~。
その道場をお借りして『津軽三味線・コンサート』を開催させていただくことになったのです。
発端は、会員の里竿さんが兄が経営するこのホテルで、「是非こ津軽三味線の演奏をしたい。」
とかねてから思っていたので、私に一緒に行ってくれないかと、頼んでくれたことが始まりです。
その長年の願いが叶って、一番喜んでいます。
また、ひまわりホテルにとっても、10年という節目に当たり、10周年記念イベントとして
開催していただけるということで、トントン拍子に計画が実現する運びとなりました。
さらに、私(里奏)の個人的な演奏活動の中で、公の場での演奏の回数が、ちょうど
500回目に当たることが判明し、その記念すべきイベントにもなりました~!。
また、その計画に賛同し、この記念すべきコンサートに参加できるメンバーが11人もいた!
という素晴らしい事実が重なり、このように盛大に舞台まで作っていただき、本格的な演奏会を
させていただくことに相成りました。…
ちなみに、ステージの後ろの素敵な松の木は、社長の娘さん達の手描きなんですよ~!
音響、照明、舞台の幕係り、そしてMC(司会)のニッキー先生との打ち合わせと、
三味線の軽いリハーサルを、2時間ほどで済ませると、各部屋に戻り、衣装に着替えて、
また、5時45分スタンバイ…6時からいよいよ本番です。
サイパンの人は時間にルーズだそうで、30分位は平気で遅れてくるよ。と聞いていたので、
6時に開演しても、お客様がまだ揃っていないかもしれない、と覚悟はしていました。…
やはり、15分前になっても、200席の会場にはまだお客様は半分も座っていませんでした。
それで、社長さんが「先に映画をやってはどうか?」と提案してくださったのですが、
予定を変更すると色々とそれに伴う変更事項が生じるので、もう少しぎりぎりまで待ってみました。
すると、5分前には、表で待っていた人達も中に入って来て、会場の席はほぼ7~8割方埋まり、
目出度く予定通り開演することになりました。やれやれ、ホッとしましたー。
ニッキー先生の提案で、マナムコ老人ホームと同じように、まずは、津軽三味線の説明を
簡単にしてもらうことにしました。開幕5分前、三味線を持って、幕の前のニッキー先生の隣へ
座らせてもらいました。
予め頼んで英訳しておいていただいた先生の説明に合わせて、太棹・中棹・細棹の違いを
見てきただき、迫力ある1の糸、優しい2の糸、情感溢れる3の糸の音色の違いを聞いていただき、
勘所を自分の指で押さえて音を出さなければならない繊細な楽器だということなど、ある程度、
予備知識として知っておいていただくことにより、一層演奏を楽しんでもらえると思いました。
✿Part 1… 開幕とともに★ Sakura Sakura(さくらさくら)…まずは日本の代表的な歌でもあり、
今、日本は春で、さくらが満開の季節なので、この歌から聞いていただきました。
里埜さんの篠笛も入り、日本的な情緒を感じていただけたと思います。
★ここで里奏のご挨拶… Good evening, everybody. Ladies and gentlemen, boys and girls
Thank you very much for coming to our Tsugaru-syamisen concert. …
「1.祝い唄…黒田節~南部俵積み唄」…里奏が黒田節に舞をそえ、
俵積み唄には皆さんにお手拍子を揃えていただきました。
「2.津軽じょんから節新節合奏曲」…里奏の唄を添えて聞いていただきました。
「3.日本の歌~ここに幸あり~スキヤキソング(上を向いて歩こう)」
…会場の皆さんにも歌っていただきました~。
「上を向いて歩こう」は1番は日本語で、2番は本邦初公開、里奏が英語版を披露しました。
ニッキー先生も英語での歌は初めて聞いたよと、喜んでくれました。(翻訳: Yoko Ono版)
里遙さんの胡弓の音色も響き、小野さんの歌声に合わせて楽しんでいただけました。
✿Part 2… アニメ映画上映~NITABOH~津軽三味線始祖外聞(ダイジェスト版)
何とこの「仁太坊物語」英語字幕バージョンがありました~!。私のダイジェスト版と同じように
編集していただき、30分の短縮版でお届けしました。皆さん本当に熱心にご覧下さいました。
一段と津軽三味線への理解が深まり、この後のコンサートもより深く味わって
聞いていただけるのではないかと思いました。
… この間に、里奏は袴を脱いで着物を着替えさせてもらいました。
今日のために新調した赤と黒のちょっと粋な着物で~す。
✿Part 3 … まずは、「1.津軽じょんから節六段合奏曲」
「2.修行の旅…佐渡おけさ~古調あいや節~津軽あいや節~風雪流れ旅」
… 「佐渡おけさ」は里遙さんの胡弓で演奏してもらいました。哀愁があっていいね~。
「3.ふるさと津軽…十三の砂山~りんご節~嘉瀬の奴踊り~ラッセラ~帰って来いよ」
…ラッセラの掛け声はいつも通り皆さんに「ラッセ・ラッセ・ラッセラ」の練習をしてもらい、
バッチリ揃えて掛けてもらえました~!。やはり、盛り上がりますね~!。
今回初めての「帰って来いよ」…カラオケに合わせるのはなかなか難しかったのですが、
さすが本番に強い里奏会!…難なくクリアーしました。
「4.津軽の冬景色…里奏のソロ弾き~雪~津軽じょんから節曲弾き合奏曲」
…実は、里奏が肩を痛めていて、ソロ演奏ができるか?心配をしていたのですが、ここまできて
ソロ演奏出来なかったというのも情けないので、痛み止めを塗って頑張って何とか演奏しました。
気が張っていると、不思議なことに、なぜか痛みも感じないようです~。
「5.日本の民謡…花笠音頭~ソーラン節~郡上節(かわさき)」
…さあ、いよいよ最後の曲、フィナーレは皆さんに参加してもらいます。
「かわさき」の踊り方を説明して、会場の皆さんに一緒に踊っていただきました~。
どんどん参加者が増えていき輪が大きくなっていきました。
席で手真似だけで参加している人もいました。
最後の最後に、お祝いと感謝の花束を細田御夫妻にお渡しして、こんなに素晴らしい
コンサートをサイパンで開催させていただけたことへの、お礼の気持ちをお伝えしました。
また、社長のお孫さん(只今剣道修業中)にもステージに上がってきてもらって、
お忙しいところご協力いただいた、ニッキー先生に感謝の花束を渡してもらいました。
拍手大喝采の会場の皆様へも感謝のご挨拶をして、閉幕と相成りました~。
皆様のご健康とお幸せを祈って、終了とさせていただきます。またお会いできますように!
Thank you very much. Thank you very much for your good audience!.