2018.6.13『鷺山地域人権学習推進事業~津軽三味線発祥の歴史&演奏~』
今日は、鷺山小学校の体育館にて演奏させていただきました~!
鷺山地域の皆様と小学5・6年生の皆さん約350人の参加がありました。
また、中日新聞の取材があり、翌朝の新聞に掲載されました!
まずは、映画「NITABOH」~仁太坊ー津軽三味線始祖外聞~を30分程度に
私が(映画制作会社の許可を得て)編集したDVDを鑑賞していただきました。
津軽三味線の始祖として知られている仁太坊の物語です。
江戸時代末期、当時の身分制度としては最下層の子供として生まれた仁太坊。
しかも生まれて間もなく母親と死別、8歳で天然痘のために完全失明。
11歳で父親とも死別し、たった一人で生きていかなければならなくなった。
しかし、生きるために三味線、尺八、篠笛を習得し、逞しく成長していく。
聴衆を惹きつける演奏をしようと、自らの芸哲学を求め、新しい奏法を極めて
いった。そして、弟子を取り、自分の演奏を真似しようとする弟子達にこう
言った。「人真似でなく、自分の三味線を弾け!」と。
こうして生まれた新しい三味線は、やがて多くの人の心を感動させる演奏を生み出し、
更に発展していき、やがて新しいジャンルの三味線=津軽三味線が誕生しました。
今や、日本中に、いや世界中に演奏家が誕生し、更に新しい文化を生み出しています。
私達は、目に障碍のある三味線演奏家達の血の滲むような努力や、命をかけた労苦に
感謝し、日本の伝統芸能として継承していきたいと思っています。また、これからも
新しいコラボにもチャレンジして、仁太坊さんの教えに従い「自分の三味線」を追求
していきたいと思っています。
DVD終了後、前半は小学生の皆さんを対象にして、三味線の歴史や津軽三味線の
特徴などの話を交えて、里奏会の生演奏を聴いていただきました~!。
最後の体験コーナーでは、多くの皆さんが体験したいと手を挙げてくれました。
時間の都合で、希望者全員には体験してもらえなくて残念でした。が、太鼓も
叩いてもらい、できるだけ多くの皆さんに体験を楽しんでもらいました。
このような機会をくださった鷺山公民館の館長、鷺山小学校の校長先生、
また、音響などの準備をしてくださったPTA会長はじめ関係者の皆様、
本当に有り難うございました。
これからもこのような、若い世代の皆さんに体験をしてもらったり、
興味を持ってもらえるような機会をいただけると嬉しいな~と、思いました。
終了後、近くのレストランでランチして、皆で楽しく過ごしました。